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漢方とは

ストレスの多い現代人には、更年期障害など検査では異常が出ない体調不良が増加しており、漢方薬の効果が見直されています。西洋薬と漢方薬を併用することで、より効果的な治療が期待される場合もあります。当院では糖尿病患者さまに多くみられる「足がつる」といった症状には「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」を処方するなど、症状に合わせた治療をおこなっています。

漢方薬の成分

漢方薬の成分は、根木皮や果実、種子を修治漢方(炙る、皮を去る、節を去る)したものや、動物や鉱物です。= 生薬(しょうやく)
生薬には多種の薬効成分や、相反する薬効を持つ成分が同時に含まれており、生体が必要に応じ自由に選択して必要な薬効を利用することが出来ます。数種類の生薬を組み合わせることで、薬物の相加・相乗・相殺作用をうまく利用し、薬効を高めると共に安全性も増します。

漢方サポート

対象となる方

  • 検査などで異常がないが、体調が悪い
  • 生活習慣病(成人病)、慢性疾患などに伴う症状
  • 自律神経失調症などストレス性疾患
  • 婦人科疾患の一部(更年期障害や生理不順など)
  • 老化に伴う症状(健康な老後を過ごす為に)
  • 病気を予防したい。体質を改善したい

主な症状

めまい、便秘、頭痛、疲労、冷え性、下痢、動悸、胃腸炎、貧血、イライラ、むくみ、不眠 など

糖尿病に使う漢方薬

漢方薬だけで血糖値を下げることはできません。
食事・運動療法の効果の補助、糖尿病によっておこる合併症の自覚症状の改善を目的としています。

  • トイレの回数が多い、かすみ目、しびれ:
    牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)、八味地黄丸(ハチミジオウガン)
  • 喉が乾く(口渇):
    白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)、柴苓湯(サイレイトウ)
  • 足がつる(こむらがえり):
    芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
  • 肥満、便秘:
    大柴胡湯(ダイサイコトウ)、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
  • 神経痛:
    桂枝加朮附湯(ケイシカリョウジュツブトウ)
  • 勃起障害(ED):
    柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

いろいろな漢方薬を、体質に合わせて血糖降下薬やインスリン製剤と併用することができます 。

めまいに使う漢方薬

めまいの種類に合わせて、漢方薬を用います。

  • 立ち上がった時に血圧が下がりふらつく 【気虚(ききょ)】:
    補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
  • 身体がむくんでいる。乗り物酔いのような症状がある 【水毒(すいどく)】:
    半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
  • イライラしていて、のぼせて目が回る 【気逆(きぎゃく)】:
    苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)

よくある質問

漢方薬は長く飲まないと効果がないの?
A. 漢方薬でも有効成分の分子が小さいもの(麻黄に含まれるエフェドリンなど)は吸収が早く、服用して10分くらいで効き始める薬もあります。
風邪や胸やけ、吐き気などに使う漢方薬は即効性が高く、短期間の服用が一般的です。
副作用はないの?
A. 西洋薬に比べて頻度は少ないですが、重篤な副作用がおこる場合もあります。自己判断は危険です。
妊娠中は避けたほうがよい成分もありますので、一度医師に相談してください。
漢方薬と西洋薬は併用できるの?
A. 一般的には問題ありませんが、飲み合わせによっては重篤な副作用が起こるものもあります。
自己判断で飲んだり、ご家族の方に処方された薬などを飲まないようご注意ください。